小説制作
図解でわかる!理工系のためのよい文章の書き方 論文・レポートを自力で書けるようになる方法 作者:福地 健太郎,園山 隆輔 翔泳社 Amazon 「理工系のためのよい文章の書き方」について小説制作に応用すべく注釈を加える。詳細については当該書籍を参考にされ…
魔法とロボには、原理か結果かの違いがある。原理とは根本であり原因だ。原理自体は面白みも何もないが、原理に従ってなんでも生み出すことができる。結果とは既に因果から導き出されてしまったもので、結果自体に変化はない。 魔法は原理だ。魔法を受け入れ…
人は快感のために物語を読・視聴します。快感は報酬という形で与えられます。何か行動をした結果として得られる報酬が快感を呼ぶのです。このシステムは脳科学で報酬系と呼ばれています。これを利用することで物語を面白くできるのです。とは言えここで紹介…
単文と複文の持つそれぞれの効果について気づいたことをまとめました。ここで言うのは「こういった傾向がある」くらいの意味です。 単文と複文の違いはテンポと速度感に出ます。音楽で考えると分かりやすいかもしれません。句点を一小節として考えます。 単…
行頭の字下げはこの文の先頭にある 1 文字分の空白のことです。行の始まりにはこの空白を入れる必要があります。空白を入れることを「字下げ」と呼びます。なぜ字下げするのかというと、文がページの下端で終わってしまった際に(縦書き)、次の文は改行して…
ごく当たり前に「違和感を感じる」とか「距離感を感じる」とか耳にします。しかし「◯◯感を感じる」とすると重言のようになって気持ちわるい部分があるのも事実です。口語ではいいとしても、文章の中で使うのは抵抗があるかもしれません。 それにしても、そも…
日常的に思いついたシーンや出来事を「ネタ」として貯めておいて、プロットの中に組み込んでいく手法を基本としているようです。日頃からネタを思いつくタイプの人には都合のいいシステムだと思います。 プロットの追加で「超短編」から「超長編」までを選択…
小説を書いているので漢字とひらがなの使い分けについては考えさせられます。当たり前に考えれば、読みやすいのが一番で、雰囲気作りが二番、といったところでしょうか。しかし、僕は小説を僕のために書いているので僕の好みを優先させたい部分があります。 …
小説制作で大問題を作ろうとしてラスボスに「魔界とこの世界を一つにする」などと言わせようとしたのですが、今ひとつ大問題という感覚が持てません。大問題だろうことは分かります。だけど感情的なところで問題を感じて焦燥感を抱いたりできないのです。 問…
難しいことは考えないで書いてみよう、ということで書いた作品に全く満足できませんでした。いつぞや小説家になろうに投稿したものです。何が満足できないのか、ただ「簡単すぎる」というような理解しかありませんでした。しかし今日、その本当の答えが見つ…
趣味で小説を書く場でよく言われるのは「何を書いても自由だ」ということです。本当にそうでしょうか? 書く自由 何を書いたらいけないか、法律はないんじゃないでしょうか。よく知らないけど、聞かないからないでしょう。ハウツー本には「こう書きなさい」…
ファンタジーにリアリティは必要か、という話を耳にします。プラスティックが存在したりしていいのか。議論するまでもないことですが、僕としては議論せねばいられない事情があります。 リアリティ まず「リアリティとは何か」をはっきりさせる必要がありま…
制作の始めはおよそ下のことについて考える。 キャラクター キャラクターの欲求を作る キャラクターが必要としているものを作る キャラクターの価値観を作る キャラクターの欠点を作る キャラクター同士の対比を見せるように作る ストーリー ストーリーを一…
Wikipedia の項目「アカシックレコード」によれば冒頭に次のように書かれています。 アカシックレコードは、元始からのすべての事象、想念、感情が記録されているという世界記憶の概念で、アーカーシャあるいはアストラル光に過去のあらゆる出来事の痕跡が永…
京極夏彦が書かないポリシーだと語っていました。本物の作家みたいで格好いいですね。だから僕も取り入れることにしました。 努力はしている 地の文でそれとなく補ってなくすように努力しています。例えば下のような書き方。 「いや」――悲しげに――「それはで…
先日小説家になろうに投稿した第一話では失敗しましたので、第二話は概要プロットの段階で大きいサイズ(約 A0)のホワイトボードを使ってやっていきます。何事も大きい方がやりやすいというのは僕だけでしょうか。余白が十分にあると自由な発想ができている…
小説の自作品を投稿しました。 PV が気になるところです。どれだけ読んでもらえるんでしょう。ところが、 PV は「どれだけ読んでもらえたか」を全く示していないのです。 ページのビュー ページを表示しただけで PV はカウントされます。つまり「一話だけ読…
昔ホテルでアルバイトをしていました。真面目な僕は思っていました。問い合わせの電話があった際など、お客様が関心を持ってくださっただけで嬉しい、と。サービス業、接客業としてあるべき姿だと思います。これは正しい。つまり一話だけ読んでくれた読者も…
僕は自分にとって面白い作品を書こうとして書いているんですが、自分なら読むんでしょうか。思い描く最高の作品なら読むかもしれません。でも実際に書いて投稿しているのは妥協して出来上がった中途半端なもの。そんな出来損ないが面白いんでしょうか。 どう…
小説作品で漢字を開くか閉じるか(平仮名にするか漢字にするか)というのは一つの考えどころです。どう考えるか、一つには雰囲気作りがあると思いますが、大きなところでは読みやすさではないでしょうか。 たぶん 漢字と平仮名の量は 3:7 くらいが読みやすい…
プロットを考える際にはいろいろなアイデアを出さなくてはなりません。驚くような結末、それを成り立たせる様々な展開。いろんなタイプのアイデアがあります。そのあたりの分担として、詳細なプロットに表計算アプリを使っています(表計算アプリは Excel な…
僕はウェブ小説サイトに投稿する予定なのですが、僕自身がウェブ小説を読みません。読まないからどう書けば読みやすいのかというのが実感として分かりません。由々しき事態ですね。気にしていませんが。 スマホも分からない スマホをあまり使わないのでスマ…
文頭の接続詞は無用とのことです。日本文藝家協会の三田誠広副理事長の言です。多くの場合なくても意味が通り、書いてあることで続く文章が予測できてしまうのが問題なんだとか。 例えば 「だが」とあればこれまでのことが否定されると分かってしまいますね…
小説作品を投稿すると感想をもらえる人がいるそうです。羨ましい限りですが、好評をもらったり悪評をもらったりするとのこと。世間の論調は「悪評を参考にすべきでない」です。悪評として問題点を指摘するより、評者の鬱憤のはけ口になっているらしいので当…
作品にはテーマが必要らしいですが、テーマにしたいことなんて思い付かないんですよね。何がテーマになるのかもよく分からない。「愛」「友情」なんていうのはありがちな気がするのですが、僕としては興味がないわけです。 研究してみる 世の中の作品がどん…
アイマスの公式絵はキャラの性格がよく伝わってきます。なのでイラスト集などをペラペラめくるといろんな性格が見られるんですね。一人のキャラは複数の性格要素を持っているので、別々に組み合わせてオリジナル・キャラを作るのもいいですし、例えそのまま…
小説家は、例えばキャラの性格を言葉にしなくていいんです。物語にして伝えるから。物語そのものはもちろん言葉で伝えるのですが、性格自体を言葉で表す必要はないように思います。 描く コピーライターなら言葉にしないと始まらないのですが、小説家は違い…
本文データはどこに保存しているでしょうか。ウェブ小説サイトでそのまま書いてそのまま保存する人も少なくないでしょう。昔からコンピュータに親しんできたために慎重な人はアプリで書いてクラウドに保存しているかもしれません。今どき何が正解なんでしょ…
基本的には、ストーリーに関わらないことを書いたらいけないと思います。ストーリーに関わることだけを書くのが正しい。ストーリーの流れとは関係のないシーンが入っていると、何のことだか分からなくなります。書きたいシーンがあるならストーリーと関係を…
体裁にこだわらない執筆環境として、機能的にはテキストエディタのほうがいい。それはそうだと思います。ただ、「普段から Word を使っているがテキストエディタは使わない」という人にとって、テキストエディタへ移行することにどれだけメリットがあるのか…