カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

落書き - gr044 2023-03-19

AIがメールや文書を書いてくれると聞くと、AIに言語化してもらわないと人類はコミュニケーションが取れなくなるんじゃないかという気がしてくる。でもきっとそのうち脳とコンピュータをつなげて言葉なしにコミュニケーションをとるようになるんだと思う。文字もなくなるに違いない。宇宙人からしたら言語を経由したコミュニケーションを取っている今の人類は遅れていて、どうやって対応したらいいか分からないかもしれない。僕らが木の板と棒で火を熾そうとするみたいに、必死になっても上手くいかない。

前述からスピンオフしたんだけど、人類はこれからどうなるのかって話で、思い付いた。人類は世界になるんだよ。コンピュータと人類は溶け合う――そのときはコンピュータの概念も変わっていそうだ――のだろうけど、そうすると個の意識というのが曖昧になって(攻殻機動隊?)、全にして一、一にして全なる者(クトゥルフ!)となる。それは宇宙でありながら素粒子的なもの。素粒子みたいなものは元を正せば波の干渉が粒子の振る舞いをしているものだと思うので、つまり人類は宇宙を形成する波になる。そうしてくると僕らというのはビーカーの中で電極の刺さった脳なんじゃない。前代の人類(ムーっぽくなってきた)がたどり着いた姿である世界、その中に形成された物質なんだ。妄想って楽しいねぇ。本人は妄想だと思っていないところが味噌だよ。

文章力について調べるにつけ「書きたいことを明確にする」とされていた。小説制作において段落単位、一文単位まで書きたいことを明確にする必要があると言われているように感じる。段落単位、一文単位までプロットを作るということだ。僕はそんなに論理的じゃないんだ!と言って逃げたくなる。だけど思い出してみると新入社員の頃は「そんな高度なことはできない」と思っていた作業も、十年後の僕は当たり前にやっていた。むしろそこまでやってやっと当たり前のクオリティが作り出される。僕は小説制作の新入社員なんだ(6年目だが)。取り組んでいかないといけないことだ。初心に返ってやり直そう。

前の恋人との別れを思い出していた。15年くらい前の話だ。僕は神戸で働いていてうつ病になり、お金がスッカラカンになったから山陰にある実家に身を寄せることになった。うつ病に治る気配はないし、神戸にいた恋人へ、山陰に来て結婚してくれないかと提案したのだけど、何も選び取る力のない彼女は現状維持することとなり、僕のほうから別れを切り出した。彼女には悲しく辛い思いをさせたことだろう。彼女との時間は幸せだったけど、心の弱い女性だったし、別れたのは僕にとって得なことだったのかもしれない。ただまぁ僕にはもう一生恋人なんてできないかもしれないけどね。