カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

FW No.54 - 本

2022/07/05 本とは憧れであり憎しみである。本には知らないことが書いてある。知識や考え方がたくさん書かれている。本を読んで吸収したい。いくらでも吸収したい。だけど本を読むことが難しいときが多い。憧れに手が届かない。手に入れられないものは憎い。本を読む人が憎い。僕の知らないことを知っているなんて妬ましい。妬ましさの中心にあるものが本だ。本は知識ばかりが得られるわけじゃない。考え方や、感情が得られる。普段の生活では波立つことのない心の部分も、本を読むことで得られることがある。本当ならもっと複雑な心境も得られるのだろう。僕は物語はラノベばかり読んでいるから分からないけれど、純文学、文芸やエンタメ作品では難しい心境も描かれるに違いない。なんて羨ましい! 妬ましいんだろう。僕の知らない心境を知っている人がいるなんて。僕だって欲しい。でも退屈で読めないんだよな。ままならないものだ。本はいくらか買って所有している。紙書は三百冊くらいだけど小説制作に役立つと思った本が本棚に並んでいる。ほとんど読んでないのが問題だったりする。なかなか読めるものじゃない。なのについ買ってしまう。でも所有していなければ読みたいときに読めないから、持っていること自体は悪いことじゃない。有益なことだろう。