カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

僕にとって日記とは

日記とは何でしょう。デジタル版の大辞林 4.0 には下のようにあります。

日々の出来事や感想などを一日ごとに日付を添えて,当日またはそれに近い時点で記した記録。――後略

「日々の出来事や感想」を書くんですね。それを書いてどうするんでしょうか。書くこと自体が楽しいというのもあると思いますが、後に読み返すことにも大きな理由があるように感じます。読み返して当時を懐かしむとか、思い出したくなった出来事を日記から探し出すとか、考えつくのはそのくらいです。

前者の用向きが僕にはよく分かりません。日記をひもといて懐かしむという経験がないからです。僕のまともな日記は 2021 年 7 月 24 日から Notion に付け始めたこの日記(この日記は転載)だけですから(はてなブログでは同年 11 月 30 日から)。この先、読まんこともないでしょうけど、そのために書くのかというと、僕にはそんな価値を感じられません。記憶にあるだけでも十分です。

後者は実利的で分かりやすいですね。出来事の当時のことが当時の感覚で書かれ、記録として残っています。将来何があるか分かりませんから日頃から自分や身の回りのことを残しておくのは有用に感じます。ただこれも、必要となる頻度は非常に低くそのために書くのかというと僕にはそんな価値を感じられません。日記が残っていなくても「仕方ない」で済むことが一人の人生においてはほぼ全てでしょう。

じゃぁ僕はどうして書いているんでしょうか。当初の目的であるうつ病の調子を記録するのは別の方法に切り替えました。表に記録しています。 PV を稼ぐためでしょうか。 PV は平均すると 1 日で 5 くらいです。さすがにこのために書こうとは思えません。じゃぁなぜ。そりゃぁもう書くこと自体が楽しいんですよ。おしゃべり好きなんでしょうかね。ネタがあったらいくらでも書きたいです。文章を書くという僕にとって本当の楽しみを見つけたのです。

今、このブログ記事は「僕にとって日記とは」というネタで書いているわけですが、ネタってなかなか見つからないんですよ。書きたくなるようなネタは。そこへいくと日記はいいです。少なくとも精神的な調子がそこそこあれば活動をしますから、それについていちいち書けるのです。思いついたことをついでに書いてもいい。自分を表現すると言うと違うのですが、思っていることを表に出すのは楽しいです。そして誰はばかることなく言い放てる。変なことを言って相手にされないことなんて気にしなくていいんです。魂の滋養ですね。