カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

VR 空間は魂を解放する

タイトルどおり、文字どおり、 VR 空間は人を自由にするのではないか。来るかもしれない未来ではフルダイブ式のデバイスによって、誰もいない自分だけの空間で人は自由になれる。誰はばかることなく、思っていることを声高に叫ぶことができる。淑女が「セックス! セックス! セックス! おまんこ爆発バッコーン!」と叫ぶかもしれない。

政治信条だっていいし、自分だけが信じている宗教の祈りでもいい。些細なことでは、誰にも見せていない詩を朗読するのでもいい。何だってできる。特に叫ぶことができるのは大きい。どんな内容でも叫べる場所は少ないからだ。

踊り狂うことだってできる。体を自由に動かすのだ。踊りになってなくても、どんな滑稽な仕草でも思うまま、感じるまま、果ては無意識から出る動きを自由に行うことができる。狭い部屋ではできない、体育館を借りたのでは人目があってできないようなことも好き放題できる。

事を拡張すれば、ウルトラマンに変身して街を破壊することだってできる。ビョンボリクラポンという謎の病原菌になり人類を滅ぼすこともできる。もっと身近なところでは、誰にも関わらずに SM プレイができるし、友達に普段言えないことを言うことだってできる。

もっと拡張しよう。今は存在しない概念に挑戦することだって可能だ。存在しない概念だからここに書くことはできないけれど、例えば、 11 次元を知覚して身を委ねホログラフィック理論を超越して未来を切り開くことだってできるかもしれない。

これは魂の解放だ。社会に合わせて抑え込んでいる、無意識のうちに抑え込んでいる、あらゆることができる。欲望というには奇異すぎる、魂の求めるあらゆることが可能なのだ。本当の魂の解放ではないにしろ、その世界を垣間見ることはできるかもしれない。