カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

勤勉が美徳でない時代がやってくる

近年の若者は仕事を精一杯やることに価値を感じない傾向にあるらしい。アンケート調査を見たことがある。Twitterのツイートを見ていても感じる。働き過ぎ時代への反動なのかもしれない。僕自身が働き過ぎてうつ病になって、今では働くのなんてまっぴらごめんになっているので、分からないでもない話だ。鶏が先かひよこが先かということにもなりそうだけど、価値を感じない活動に力を入れるのはもったいない。限りある体力だ。仕事は必要最低限やって、価値を感じる別のことに打ち込めばいい。

サプリを買った。カプセルだった。飲んだらカプセルの臭いがした。心地のいい臭いじゃない。製造段階で原料から除去できなかった臭いだろう。安物だな、と思った。だけど特段の問題は感じない。これまで口にしたカプセルのほとんどが無臭だったので違和感があっただけだ。それにしても先人はどうして無臭のカプセルを作ったんだろう。開発するには何千万円とかかったのではないか。臭いが嫌な人もいるかもしれないが少数だろう。その人たちのために何千万も? いや、無臭のカプセルがあればそっちを選ぶ人は多いだろう。売り上げを少しでも伸ばすために開発したのだ。よりよくするために開発したのだ。勤勉だったのだ。勤勉がメイド・イン・ジャパンを作ったのだ。

ということで、これから日本製品の品質は下がる一方だろう。寂しく感じる。寂しく感じるが、時代とはどうしようもないもの。操れるなら天下人だ。それにしても日本はどうなるんだろうな。