カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

FW No.78 - 年寄り

2022/08/01 年寄りが好きだ。何も年寄りを見に行くとか会いに行くとか積極的に触れ合いたい訳じゃない。年寄りに親切にしたいとか敬いたいとかそんな感じだ。僕は幼少期には祖父母とのほうが両親とよりも親しくしていたし、保育園には行かず祖父母に面倒を見てもらっていた。優しく接してもらったというのは祖父母のほうが多い。そういう事情から僕の年寄りを思う気持ちは出来上がっている。祖母にとても懐いていた。祖母が大好きだった。そんな気持ちのいくらかが年寄りに向けられる。無条件で好意を寄せているので、年寄りを悪く言うのを見かけると無条件で敵視してしまう。昨今は年寄りに対して厳しい目が向けられる。年寄りによる事故が多いのは悪い傾向だろう。それを許せと言う気はないけど、実際のところ事故の件数の事故率も若者のほうが多い。なぜだか目に付く死亡事故を年寄りが起こすから悪い印象になってしまうが、テレビで見るものだけが事故ではない。もっと冷静に見るべきだ。年寄りが悪くないとは言わない。でも悪く見られ過ぎていると思う。そんな邪険にしないでほしい。現実的なところ、僕に最も身近な年寄りである両親、特に父などとはそりが合わず、こんな迷惑な人間がいるものかと思ってしまうけれど。そう考えると老害というようなものはあるんだろう。年寄りは脳の働きが衰えて頑固になったりする。だけど自分も行く道なんだ。ある程度は大目に見るべきだ。自分が行く道だから許すのは間違っていると言う人もいるだろうが、精神的に豊かな人間にならねばならない我々は許すべきなのだ。論理や倫理の問題じゃない。人間としてどうかということだ。年寄りになれば衰えるというのに今から狭量なことでどうするのか。いや、そんな話じゃない。年寄りの話だ。年寄りはしかし年金をたくさん支給されているんだったか。僕の両親は少ないらしいので実感しないんだけど。75の父はまだ働いているからね。しかし一般的には年金が多いのか。そこは現代の状況に即して我慢してもらいたいところだ。労働者の払う厚生年金保険料は値上がりの一途をたどっているのだとか。給料が増えないのはそこに理由があるとか聞いたことがある。それに年寄りを除いた一人あたりGDPでは世界のトップに並ぶらしいじゃないか。年寄りが日本のネックになっている。これについては本当に我慢してもらいたい。年寄りに言わせれば「こんなはずじゃなかった」となるだろうけど、そりゃもう仕方がない。今はもう大変なんだから。そのあたりを譲る気のない年寄りというのは聞き分けがないと思う。まあでも逆に現役世代が何か聞き分けて既得権益を手放さねばならなくなっても、これはきっと手放さないからお互い様だ。ああ、なんの話をしているんだろう。年寄りの話をしないといけない。かと言って、そんなに語ることがある訳でもない。年寄りのことが好きなんだ。でも人並みに問題は感じているよ。