カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

FW No.73 - スイカ

2022/07/23 スイカはさほど好きじゃない。スイカの味がさほど好きではないし、いくらか悪くなっていたことが何度もあるし、カブトムシの虫かごの中で悪くなって小バエがたかっている様子を見たりしていて、悪いイメージもある。スイカを食べる度に腐っていないか気になるし、そんなに喜んで食べるものでもない。あれば食べるけど、そう言えば間食を禁止されたから食べる機会は減っているだろうな。しかし今年は一回しかもらってないからそれを食べたっきり食べていない。うちの家ではスイカは買わないのだ。高いから。高いしもらうから買わなくなってしまった。だけど今年は一回しかもらっていない。さほど好きじゃないからどうでもいいんだけど、なんだか寂しい気がする。それはそうとスイカの種を飲んだら口からつるが伸びてくるなんて話があった。子供の頃に聞いた話だが、さすがにそれはないだろうと思った。だけど道ばたに設置された郵便ポストに入れたら生えてきてつるが伸びてくるかもと思って入れたことがある。なんて馬鹿な子供なんだ。今でも無知にかまけてそういう馬鹿なところがある気がする。いくつになっても治らない、それは僕の源泉なのかもしれない。それはともかくスイカだ。スイカ割りをしたことがある。町内の催しで、だ。近所のおじさんに木刀を持たされて、思い切り振れと言われたから思い切り振ったんだけど、木刀が折れてしまった。近所のおじさんの個人の持ち物だったはずだ。スイカはどうなったか知らない。それにしても子供心に大人気ないと思った。申し訳なかったし、おじさんとしても「いいよ」と言わざるを得ないあたりに申し訳ないと思った。さて、しかし、スイカは誰もがさほど好きじゃないと思っていた。なんとなく。だからスイカアイスのを知ったときには意外な思いがした。あんなものをわざわざ選ぶものなのか、と。スイカそのものは夏の風物詩として、夏を感じるのにちょうどいいものだ。一人暮らしをしていた20年間で一度も買ったことはないが、家庭で見かける分には納得感がある。スイカアイスはピンとこなかった。というか、なんとなくピンとこないまま今まで過ごしてきた。改めて考えてみれば好みが僕と違う人だって普通にいるはずだ。それにスイカアイスならスイカより美味しいかもしれない。いや、甘みや味わいが増しておいしいに違いない。そうか。食べることはないだろうけど。