2022/07/30 ミカンはおいしい果物として認識している。甘いミカンがおいしいのには違いないが、比較的甘さの低いものでもおいしいように感じる。甘さとは別の味とか風味とかが好みなんだろう。それに悪い印象がない。冷涼な季節に食べることが多いせいか悪くなっていることが少なく、悪くなっている心配をしないでも食べられるところがいい。果物ではないがトマトは悪くなっていることの多い食品だ。僕の家では、だが。特にプチトマトは悪くなっていがちだ。もらい物しか食べないのだが、たくさんもらって長いこと食べきれずに残っていると悪くなっていることがある。こういう食品は悪くなっているかどうかいちいち気にしなくてはならず悪い印象になる。ミカンはこれがない。それにミカンは色がいい。オレンジ色というのは僕は好きだ。フレッシュで元気のいい色だ。元来明るいものを好む僕の性格から直結する好ましい色だと言える。ところでミカンを食べるときは厚い皮をむいたら丸ごと口に入れてしまう。甘皮?だか何かボサボサしたやつは気にせず食べてしまう。いつ頃からか面倒になったし気にならないからだ。子供の頃は割と丁寧にむいていた。チマチマした少年だったのだ。当時から取らずとも気にならなかったのだけど、なんとなく取るもののような気がして取っていた。大好きな祖母が取っていたというのもきっとあるだろう。確かにすっかりむき終わってきれいになったのを見ると気分がいいものだ。オレンジ色の割合も増えている。だけど気づいた。せっかくきれいに取ってもすぐ食べてしまうことに。なんともバカらしい。誰か好ましい相手のためにむいてあげるというのならまだしも、自分で必要以上にきれいにむいてすぐに食べてしまっては、なんともむなしいものを覚える。それにしても僕は一人暮らしの頃にミカンを買って食べたことがない。実家に正月に帰省した際になどは食べているかもしれないが、一人暮らしの自宅で、買って帰ったミカンを食べるというようなことはなかった。あれば食べるのだけど。そんなに好きではないんだろうか。オレンジジュースがおいしいことには気づいていたんだけどなぁ。喫茶店でオレンジジュースを頼むことがあった。オレンジジュースはおいしいのだ。ゴディバのオレンジジュースは濃いやつが出てくるから良かった。薄いやつとかファンタみたいなやつはよろしくない。ポンジュースみたいなやつがいい。喫茶店で出てくる際にはきっと牛乳パックみたいなやつから注ぐだけだと思うので、なんとなくむなしさを感じないでもないけど、そのむなしさに料金を支払っている贅沢感が良かった。まぁしかし間食を最近はやめているし、ミカンを食べる機会やオレンジジュースを飲む機会は減るだろう。残念なことだ。