2022/08/30 イヌは忠実そうなのがいい。主人を主人として敬って愛して好きでいてくれそうだからいい。僕はそういうものに飢えているのだろう。しかしイヌにもしつけをしないとそんなに従順にはならないのだろう。それにしつけをしないと、いろいろと困ったことをするようになったりもすると思う。トイレじゃないところで用を足したり。ああ、でもイヌは散歩に連れていってさせるのか。散歩か。僕が精神的に健康なときなら気分良く連れていってやれるだろう。不健康なときは苦しいに違いない。これでは飼えないな。飼えないけど飼うなら大型犬がいいな。小型犬より頭が良さそうだし、存在感があっていい。だけど餌代が大変なんだろう。お金持ちにならないとな。なんて難しい話なんだろう。しかし大型犬なんて人間より強いだろうし、こちらが上回っていることといったら子犬の頃から育てていること、くらいしかない気がする。餌をやっているじゃないかなんて考慮してもらえるか分からない。だから子犬の頃からかわいがってやっている関係性を維持しないといけない。あぁ三つ子の魂百までなんて言うし、子犬の頃に十分分からせておけばいいのだ。それにしても絆が深まると死んだときに困るというか。僕は割と淡泊なほうなのでそれほど困らないのかもしれないけど、とは言え仲がぐっと良くなっていると、すっかり悲しくなる可能性もある。10年以上一緒にいたネコが死んだときには苦しかった。苦しかったけど泣いてしまうほどではない。それでも一週間やそこらは空虚な感じがしていた。秋晴れの日々のうららかさが、乾燥して無感情に感じられた。ネコには悪いが、忠実なるイヌにはそれ以上の感情を持つことになるかもしれない。それは苦しい。イヌを飼うのはそういうことを覚悟しないといけないのだ。イヌには覚悟が必要だ。そうそう、イヌと言えば嗅覚がとても優れているのだと聞く。人が歩いた後を追っていけるというのだから僕らには全く理解できない世界を感じているのだ。匂いの薄れ加減で時間の経過を感じることもできると今日のツイッターでのニュースに書いてあった。それにしては大きなタオルケットみたいなもので飼い主の姿を消す手品をしてみせると驚いているな。でもあれは少数派なんだろうな。そうどのイヌでも同じことにならないから珍しがってみんな喜ぶんだ。という気がするけど単にチャレンジする飼い主が少ないだけかもしれない。いや、日本人でやっているのを見掛けないし、やっぱり少数派なんだ。普通に考えたら匂いで分かりそうなものだ。それとも自宅にいると飼い主の匂いだらけで分からないのだろうか。これはよく分からないな。やってみないとな。いつかやってみたいな。そんなことができるくらい広い家とね。とまぁ僕の夢の話じゃなくてイヌの話だった。イヌはしゅっとした顔がいい。シベリアンハスキーくらいがちょうどいいだろうか。ゴールデンレトリバーとか。秋田犬より柴犬がいい。イヌについて知っていることを書くんだけど趣味を書いてしまったな。知っていることなんて、そんなにないよ。うん。案外にイヌのことは知らない。イヌのエピソードも一つしか知らない。郵便局のおじさんが小さいイヌにかまれたって話くらいだ。子供の頃、隣の家にダックスフントがいた気がする。焦げ茶のイヌだった。中学生の頃に行っていた塾にマルチーズがいた。チョビと呼ばれていた。塾の先生の飼っているイヌだ。さしたる感情も抱かなかったな。それよりダックスフントのほうが今思えばかわいらしい。短い足でてってけ歩いていた。アスファルト上の砂をかく音が記憶に残っている。他にも近隣にイヌがいたとおもうけどあまり記憶にない。後は高校生の頃の恋人の家がイヌを飼っていた。見せてもらったことがないけど「こーすけさん」と呼ばれていた。恋人はこーすけさんを気に入っているようだった。イヌについてそれだけだな。