カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

FW No.85 - 一晩寝ると

2022/08/11 小説制作やプログラミングをしていて、どうにも上手くいかない、解決の糸口が見つからない、というようなとき、一晩寝ると案外簡単に解決することがある。前日には迷路に迷い込んで気分が重くなっているようなときでも、翌日にはまるで迷路を上からのぞいているように明晰に理解できるようになる。きっといろいろと考えていると脳にいらないものが溜まっていくのだろう。いらないもの、と抽象的に表現してしまうと、この素晴らしい現象の理解を遠のかせるように思うけど、脳科学者でもないからよく分からない。寝ている間には髄液が脳室に流れ込んでなにがしかの物質をやり取りするそうな。そこで脳の疲れに相当するもの、きっと筋肉でいうところの乳酸みたいなものが洗い流されるのだ。こんなこと言ったところで結局科学的にはなれていないのだけど。「きっと」とか言ってるし。というわけで僕には一晩寝る効用の科学的な理解はできないのだけど、一晩寝ることの効用があるのは紛れもない事実だ。だというのに、行き詰まっても「じゃぁ寝るか」とはならないのが僕たちなんだよな。一日中、何をしていても構わない僕ですらすっぱり諦めて寝ようとは、なかなかならないもの。仕事をしている人にとってはなおさら難しいだろう。仕事中に寝ることが許されている人は少ないだろうから。ああ、タイトルには一晩寝るととあるけど、仮眠でも効果があるんじゃないかな。よく分からないけど。今後機会があったら注視しておこうか。それはともかく、脳がすっきりした状態だとよく考えられるのだとすれば、重要なことは午前中にしろ、なんて話にも信憑性が生まれるというもの。寝起きだと寝ぼけているから、朝食をした後なんていうのがちょうどいいのだろう。しかし重要なことってなんだろう。僕にとっての。改めて重要なこととは、と問われると考えてしまう。考えてしまうけど僕にとっては小説制作しかないだろう。という気がする。他方、人生について考える時間があってもいいんじゃないか、とうい気もする。これは取って付けた話で人生について考えることなんて滅多にないのだけど。滅多にないのだけど、改めて重要なことと聞かれると、人生についてなど考えたらいいんじゃないかと思いつくのだ。でもそれは今問題じゃない。一晩寝るとどうなんだという話だ。そう言えば寝起きのようなぼんやりした状態のほうが自由な発想がしやすいらしい。僕などは小説の展開やなんかを考えるのに寝起きを利用したらいいのかもしれない。いや、それこそ人生について考えて飛躍的なアイディアを得たら、人生のブレークスルーが起こるかもしれない。それは期待し過ぎだろうか。いや、話は変わるが一晩寝ると、で重要なことは十分な睡眠をとることだろう。世の中のみんなは睡眠時間が短いみたいだから心配だよ。社会的に、仕事終わりが遅くなりがちで、自由な時間を作るには仕方のないことなのかもしれないけど。いやしかし、それでも一晩寝るとすっきりするから、みんややってられるのかな。すっきりしない人もいるかもしれないけど。少しくらいはすっきりするのだ。とにかく寝よう。寝るのは素晴らしい。