カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

FW No.68 - 神戸時代の学び

2022/07/18 神戸時代に人生的な学びをしたという話ではない。Excelやその他についての扱い方を学んだ話だ。書いているうちに人生についての学びも出てくるかもしれないけど。何にしても当時の学びは牛の歩みだった。Excelの使い方を学ぶのにどれだけの時間を費やしたものか。何年もかかってようやく人並みに使えるようになっていた。何年もかけて覚えたのは見た目を整えることについてであって、関数をたくさん覚えたとかそんな話ではない。今でこそ多少難しげな関数も利用できるようになったが、当時はSUMすら使っていなかった。僕はいったい何をしていたんだろう。要領が悪すぎる。他のことについても同じだ。Wordを覚えるのにも膨大な時間を費やしたし、HTMLやCSSについてもだ。業務が少ないことにかまけて時間を湯水のように使った。今思うと時間がもったいなくて気絶しそうだ。まるで別人のように感じる。そりゃぁ今だって覚えがいい訳じゃない。JavaScriptの覚えがいい訳じゃないし、小説制作の腕前がどんどん上がっている訳でもない。それでも、だ。当時の僕は過労状態だった。一日16時間以上働いていたのだから十分に過労である。常に疲れていて、体調がいいという時間はなかった。そんな状態だから覚えが悪かったのかもしれない。であれば救われた気もする。とは言え本業のほうはさして問題もなくこなしていたけれど。よく分からないな。過労でなければもっと上手くこなせていたかもしれないし。さて、ところで人生についての学びは何かあっただろうか。そんなものなかった気がする。仕事で手一杯で、人生を顧みる時間なんてなかった。いや、昨今でさえ人生についての学びなんて感じないな。ああ、当時のTwitterのTLに「おとなはいつもご機嫌でなければならない」という人生訓みたいなものが流れてきて感銘を受けたな。身に付いてはいないけど。人にものを教えるとはどういうことか、教えられることで学んだ。上司が僕に教える態度というのが山本五十六の「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」を体現するようなものだった。根気のいることだったと思う。で、まぁ学びはしたけど身に付いてはいないよね。そう言えばあの上司はいつもご機嫌だったし、できた人物だったと思う。そういう人を知ることができたのは大きな収穫だったのかもしれない。その人のようになれないにしても。