カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

FW No.48 - 気が弱い

僕は気が弱い。内弁慶だ。人前に出ると八方美人になってしまう。自分の考えを曲げて相手に合わせることはしないが、相手を否定することはしないでいい具合に誤魔化す。強く出られると太刀打ちできないし、そうでなくても引いてしまう。自分が我慢すればいいと思っている。コンビニの順番待ち。ふとした瞬間、相手に譲ってしまう。譲るのが悪いことではないけど、親切心とかではなく気の弱さからくるものだ。断ることができない。嫌なことでも引き受けてしまう。引き受けておいて後で苦しむのだ。気が弱いけどSNSなどでは強気になる。ネット上にある、ある動画と似ている。柵でさえぎられた犬同士が激しく吠え合うが、柵が開かれるとおとなしくなってしまう。僕もそれだ。SNSという柵にさえぎられた状態では強気なのだ。実際に面と向かってはおとなしいものだ。SNS状でも実際に誰かとリプライし合う際にはおとなしい。適当なことを言って誤魔化そうとする。卑怯なことをしてしまうのだ。こそこそしたりする。正面から戦うことをしない。意見をぶつけることなくこそこそ逃げている。父に見つからないようにこそこそと食べたりする。情けなく思うけど戦うよりマシだ。戦い方を知らない。極端な結果を生みそうな気がする。それは気が進まない。弱いやつはそうだ。追い詰められて、適度な戦い方を知らず、極端な結果に行きつく。破局だ。ろくでもない。気が弱いことは反面、優しさにつながる。僕は優しい。優しく振る舞う。本当の優しさではないような気がする。気が弱いから、強く出られないだけで。何者をも包み込むような優しさというのは、ないように思う。冷酷な部分もある。優しさばかりじゃない。こうやって書いていて卑怯者の気分になってきてしまった。確かに卑怯者ではあると思うけど。