カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

FW No.11 - ヒロイン

僕の小説制作のスタイルは現在、自分の好みの物語を作るというもの。ヒロインは自分好みの女性ということになる。僕は女性に自立していてほしい。三歩下がって付いてくるような、おしとやかなタイプの女性は好まない。僕自身に決定力不足、自信不足があるからかもしれない。何を食べるのかとか、どこへ行くのかとか、頼られると面白くないのだ。それでいて気が合う女性というのは都合のいい話だろうか。物語の中では実現できる。今のところ元気な女の子が基本になっている。僕にとって自立の象徴的な性格なのかもしれない。もっと僕の持つ感覚の精度が上がれば、物静かだけど自分をしっかり持っている女性というのも作り出せるだろう。今のところはそっち方面に食指が動かないので、未検討の領域になっているが。それからすぐ主人公とくっ着けたがる。おっかなびっくりだったり、すれちがったりして、やきもきするのが嫌いなのだ。一般的にはそこがいいのだと思うけど、どうにもそういう進展しないものを見ているとイライラしてしまう。かといってご都合主義では興が冷めてしまうから、それなりの納得感は出さないといけない。主人公がヒロインを好きになるのは一目惚れで十分という気がしているが、ヒロインが一目惚れじゃマズい。ご都合主義だ。かといって恋愛がテーマでもないのに好きになる瞬間を丁寧に描くというのもなんだか違う気がする。好きになる瞬間というのは、アクションもののストーリーではアクションの最中ということになろうが、ベタ過ぎて臭いようにも感じる。どう好きになってもらったらいいものか難しいところだな、と思う。思うが、こうやって分析的に書いていると「難しいところだな」となるのだが、実際に書いてみると一目惚れしちゃうんだよなこれが。駄目じゃん。ううう、駄目と言われましても……。いや、なんかいろいろ考えてあるから大丈夫やねん。