カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

文の長さは状況に合わせて変えている

僕の平均的な長さは 30 文字くらいです。もうちょっと詳しく書きたい気がしているのですが、それは置いておいて。

短く書く場合

緊迫したシーンでは短くしています。最も短いシーンなら 15 文字くらい。とても端的に表現します。文末は「た」で終わる文を連続することが多いです。
テンポが速くなるのも短い文の特徴です。戦闘シーンや争いごとのやり取りのシーンでは短い文で勢いを出しています。

長く書く場合

ゆっくりとしたシーンでは長く。 40 文字くらいです。 2 文をつなげたり、比喩表現を入れてみたり、(いけないことと思いつつ)副詞 *1 を加えたりしてボリュームを稼いだりしています。
事情や状況を説明する文も長くなりがちです。ある程度の理路整然さを持って書くと当然そうなります。これはもう仕方がない、そんな気がしています。

混ぜて書く場合

同じ調子の文が続いていると単調になってしまいます。ぽんと長さの違う文を入れたり、全体としてばらつきが出るようにしたり工夫しています。文の長さの偏りで雰囲気を作りますが、同じ調子では飽きてしまいます。人間は一瞬で飽きる生き物ですから。

徐々に変える場合

長い文から徐々に、決定的瞬間に向けて短くしていくことをしています。緊張感を高めていくのです。演出としてウマいやり方だと思っています。
逆に長くしていくやり方もあります。事態が徐々に収まっていく様子を描くのに適しています。火事が鎮火していく、みたいな。

*1:副詞は使わないほうがいいとスティーヴン・キングも言っています。