カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

FW No.13 - 程度の問題

物事は何でも程度の問題だ。程度の問題だということを身に染ませようとして七転八倒している。二元論はよろしくない。二元論は大人の考え方じゃない。気づかされて注意を向けるようになってから十年くらい経っている気がする。十年前、三十五歳で気づくというのも遅いと思うけど。いいことも極論すればいいことでなくなる。白いものも極論すれば白でなくなる。どの程度で折り合いをつけるかが重要だ。だけど世間では二元論に陥り、一歩でも歩み寄れば足をすくわれるとでもいうように、両極に分かれて殴り合いをする。まぁ殴り合いの末に自然と境界線が引かれるのかもしれないけれど。境界線を引くのに話し合いの余地がないというのはどうかと思う。僕も二元論にはまりやすいし、極論して対象の言説を否定する。昨今変わってきたのは、一端はまり込んでしまった時点で気づけるようになったことだろうか。「だから程度の問題なんだ」と言えるようになった気がする。言えてないこともあろうかとは思うけど。少しずつ大人になれているような感じはある。