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カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

極論の意味

極論という言葉は否定的な文脈で使われることも多い。極端な例であり話にならない、というような。だが極論が内包する重要な意味はそんな他愛ない話ではない。

極論するとは極端な例を出すことだが、極端な例が存在するということは「中庸から極端に至るまでの様々な状態が存在する」ということだ。極論はこのグラデーションの存在を示している。

グラデーションの中には中庸に近くて受け入れやすいものがある。または極論に近くて受け入れられないものがある。そして受け入れられるほうから受け入れられないほうへ進んでいったとき、ある時点で受け入れられなくなる。ここに境界が存在する。

物事は大勢の意見をくまないといけないから、境界のばらつきを調べて程良いところに線引きしないといけない。ルールの策定だ。つまり極論できる物事は「受け入れられる・受け入れられない」の明確な境界が存在せず、ルールによって妥当な線引きをしないといけないということだ(場合によっては慣習のようにルールが決められないものもある)。

極論できる物事は一概に言えることではなく、世間の納得感が高いところに一応の線引きをするのが最善だ。極論とはこういう曖昧性を暗に示している。