だから僕は女性とのほうが話しやすい。というひらめきがあった。男性と会話する場合、例えば「空は青いよね」と言うと「おおむね青いね」という賛成が返ってくるような感覚がある。これに対して女性の場合は「空の青にもいろいろあってねぇ?」などと否定的というより思いもよらない返しがあるような気がする。
もちろん誰でも男性なら、女性ならそうだというのではないけど、まぁ僕の経験上のイメージとして、って話。その根底には男性同士だと距離が近いというのがあるんじゃないか。近いがゆえに尊重して賛成しないと――それが正しい尊重でないにしても――いけないような空気感がある。女性とであれば一定の距離感があるから容赦なくバサッと切り捨てることもできる。
このあたりしかし、僕の性格の問題なんだよな。僕自身が気弱だから賛同を要求されると断れない部分がある。僕が断れないと相手も基本的には断れないだろう想定で話をする。だから賛同を持ちかけないよう気を遣ってしまう。他方、僕の気弱が見抜かれるというのか、そもそも僕はいい人オーラを放っているので女性からしても怒らせる心配がない、というようなところがあるんじゃないだろうか。
というひらめき、でした。
追伸
昔は腹がぽっちゃりしている程度だったのだけど、昨今はすっかり太ってしまい、年齢も重ね、いい人オーラなんか放っておらずただの気持ちわるいおじさんになっている気がして仕方ない。