カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

FW No.31 - 父

父は最も影響を受けた人物だろう。かわいがってくれた、とは違う。厳しく教育してくれたというわけでもない。いや、かわいがってくれたのだろう。遊んでくれたりはしなかったけど。何かを買い与えてくれたりした。世話を焼いてくれた。悪い言い方をすれば、父のお人形さんとしてかわいがられたのだ。自分の思うようなお人形さんになるように。はっきり言って過干渉なのだ。僕のことはなんでも父が決めた。父が決めたとおりに育ったようなものだ。僕は大人になってそこから脱却して生きるようになった。父が近くにいなかったことが大きい。顔を合わせることもない。干渉されることはないのだ。自由になって自由に生きた。うつ病になって生活が立ちゆかなくなり、実家に帰ったことで父の干渉を受けるようになった。ただ、そこはいい。かわしたり我慢したりできるようになったから。いやいやいや、そんなことが言いたいんじゃない。僕は父が好きだ。父のことが気にかかる。とうか、好きなんだと思う。あまりよく分からないけど、好きなんだと思う。しかし父はウザい。怖い。機嫌が悪くて怖い。父は僕と同じで内弁慶だ。僕と母には不機嫌に振る舞ったりして威張っている。家事全般、なんでも自分で背負い込んで、仕事もしていて、疲れている。疲れて不機嫌になっている。そこがウザい。してやっているつもりでいる。自分が背負っているつもりでいる。そのことで不機嫌になられるんなら、はた迷惑だ。家族で分担したらいいじゃないか。なのに自分でやらないと気が済まなかったり、僕が手伝うのが気に食わなかったりして、勝手に自分一人で苦労している。そんな姿を見て僕は感謝なんかしないぞ。というか楽できている分はありがたいと思うけど、機嫌を悪くする分には迷惑だと思っている。その上、父は下賎だ。いわゆるワイドショーに踊らされる下衆。それで特定の系列のYouTubeチャンネルに影響されて変な思想をしてる。気色悪い。知能が低いのだ。勉強をしなかったからだろうか。勉強せずに働かされたらしいから学力は低い。勉強させればできていたんじゃないかと最近なんとなく思うようになったけど。現実としては程度が低い。というか感情に流されやすい。僕がそうであるように、だ。でも僕より傾向が強い。感情だけで考えているようにすら見える。ほとんど悪口ばかりになってしまったが、45歳の今の僕の、父への思いはそんな感じだ。