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カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

Google ドライブはミラーリングにしよう

Google ドライブでは設定画面で「ストリーミング」と「ミラーリング」が選べる。

ストリーミングはデータの本体はGoogle ドライブに保存されてファイル名だけが手元のコンピュータに保存される。ファイル名を指して読み込もうとするとGoogle ドライブから自動的にダウンロードされる仕組みだ。

ミラーリングはデータの本体が手元のコンピュータとGoogle ドライブの両方にあり、片方に変更があるともう片方に変更が適用される。

主権の問題

データの所有者は誰なのか。ストリーミングの場合はGoogleだ。Google側で不都合があればデータが失われる。ミラーリングなら自分が所有者になれる。Google側がどう認識していようと、ユーザが手元の生データを原本として扱えばそれが原本だ。

危険性

ストリーミング

データが保存されているGoogleのサーバが故障する可能性は低いだろうが、以前Gmailのデータセンターの火事でいくらかデータが失われる事件があった気がする。全体からしてほとんど影響はなかったようだが。

またはGoogleのサーバがクラッキング(悪意のあるハッキング)される可能性がある。もちろん限りなく低いとは思うが、命を預けるほど安全だという気はしない(実際のところクラックされるより交通事故に遭う可能性のほうが十分に高いとは思うけど)。

一番ありそうなのはアカウントの乗っ取りか、Googleによってアカウントが凍結されることだ。ポルノ画像が原因でアカウントから追い出されたといううわさを聞いたことがある。嘘か誠か分からないが、なんにしてもGoogleの機嫌を損ねたらヤヴァい。

ミラーリング

ミラーリングだからといって安心できるわけではない。Googleのサーバに問題が発生したり、Googleのサーバがクラックされたり、アカウントを乗っ取られたり、という不幸によってGoogle ドライブのデータが削除されると手元もデータも削除される。このあたりはストリーミングと同等の危険性がある。

また、手元のコンピュータが故障してデータが消えればGoogle ドライブ側にも同期される。版管理されていて元に戻すことはできるだろうけど。

ミラーリングの安全性

結局「データの所有者は誰なのか」というのが鍵になる。手元のコンピュータにデータがあるなら、手元のドライブにバックアップすることができる。つまるところ、データの安全性を最終的に担保するのは手元のバックアップなのだ。

クラウドストレージ

しかし勘違いしてはならないのはGoogle ドライブを始めとした「クラウドストレージをやめよう」という話ではないことだ。ほとんどの場合においてクラウドストレージは強い。手元のバックアップより信頼性が高いだろう。そして何より火事で全てを失ってもクラウドストレージのデータだけは残るのだ。

他にも複数の端末からデータにアクセスできるなどの利便性もある。クラウドストレージを賢く使っていきたい。