カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

FW No.104 - HDD

2022/09/06 HDDは一般利用者にとって役目を終えようとしているのかもしれない。保存容量と耐久時間においてはSSDに勝っているが速度はいかんともしがたい。保存容量を確保しなければならない人にとってはまだまだ必要なのだとは思う。それにしてもHDDの数TBなんていうやつに何を保存するのだろう。テレビ放送を撮りためているんだろうか。DVDのリッピングとかもあるかもしれない。なんにしてもコレクター向けのような気がする。最近20TBのHDDが発表されただろうか。このくらいになってくると物理的なアクセス速度(シーク速度?)が大幅に上がってI/O速度も上がりそうだ。しょっぱいSSDより速かったりして。HDDは3.5インチと2.5インチを知っている。知っているだけなら独自サイズみたいなマッチ箱くらいのやつもニュース記事かなんかにある写真で見たことがある。でも昔ながらのサイズとか知らない。あったのかなかったのかも知らないな。僕がHDDと接するようになった頃には3.5インチと2.5インチしかなかった。最初に出会ったのは3.5インチだ。会社で働くようになり、会社のコンピュータの面倒を見る部署に配属されたことで接する機会に恵まれた。ああ、そう言えば昔はIBM製のHDDがあったんだっけ。あったような気がする。当時主流だった接続方式はIDEだ。SCSIも当時はあった。昨今ではなんだっけeSATAとかいう語を見かけた気がするな。だいたい新しくなるにつれてコネクタが繊細になる。いやそれでHDDなんだけど、容量がずっと少なかった。いや、少なかったはずだ。よく覚えていない。ストレージの容量にはあまり関心がなかった。それにしても3.5インチHDDは鈍器だ。なかなか重たい。アルミの削り出しだろうか。それにしては安い気がするな。鋳型でおおよそ成型しておいて表面を軽く切削で仕上げるくらいなんだろう。それもしっかりオートメーション化されて。それから2.5インチHDDはなかなかかわいらしい。今も僕の机の脇に置いてある。先日までノートパソコンをいじっていたので。そう言えばいつ頃からかWindows 11はHDDを起動ドライブに選べなくなるんだっただろうか。何もサポートやめることはないと思うんだけど、何かあるのかなぁ。HDDは揺れに弱い。案外衝撃には耐えるんだけど、昔ワークステーションを揺らしてしまってHDDが壊れたことがある。あのときは恐れおののいたものだ。会社のファイルサーバーのHDDが10万円もしていたからなぁ。近所のソフマップで買ってくるってわけにはいかないんだよね。しかしHDDが年々溜まっていく感じがある。パソコンを捨てるならとりあえず抜いて捨てるようなところがあって、用もないし故障してるんだかどうだか忘れてしまったものがいくつかある。保存容量を換算してみて使わないともったいない思いに駆られる。昔の3.5インチHDDは五芒星形の穴の空いたネジでふたが取り付けてあった。マイナスドライバーで開けられなくもない。円盤はきれいなものだった。ガラスを使わなくても鏡が作れるじゃないかと思った。いや高く付くだろうけど。だけどいつ頃からか開けられなくなってるみたいだ。穴らしい穴がない。五角形のくぼみしかない。なんと残念なことだろう。逆に言うと昔HDDの中をのぞいたのは貴重な体験だった。それからHDDは僕も今も使っている。使っているというか新しいパソコンに古いパソコンのHDDが接続してある。まだ何も保存していない。何かクラウドに保存するには大きいものとかを入れようかと思っている。その程度だ。もったいないなぁ。