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カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

落書き - 筋論

筋論。僕は初めて目にしたかもしれない語だ。辞書を引くと大辞林には――

物事の筋道を通すことを優先する立場の理論。

――とある。物事の本筋を論じたものではないらしい。これは世間的に誤解されているかもしれないなぁ、なんて思うんだけど、僕は知らなかったわけだしみんなも知らないかもしれない。なんにせよ使う際には理解が得られるかどうか考えないといけない語のように思う。

物事の筋道を通すことを優先する論というのは僕自身はやりがちな気がする。最初に出すべき答えがあって、それに都合のいい資料ばかりを集めて、それで「やっぱりそうだろう」と決めつける。だって反証とか面倒臭いじゃん。なんかね、論文を書かなかった人はそういうところがダメな気がする。そういうとこちゃんとやる感覚が育ってないといけないね。

世間的に非難されるのを聞いたことがある。なんだかよく覚えていないけど、原発建設とかで安全である調査結果を採用して危険である調査結果を隠蔽するとか。あったのか、そう批判されただけなのか、どうかよくわからないけど。利権が絡むとしばしば起こりそうだなぁ。

しかし僕が個人的にやってしまうというのは、やっぱり自分にとって都合のいい結果だけ目にしたい、という原初的な欲求がさせるのだろう。同じ資料を読んでも自分に都合のいい記述だけを拾い上げてしまう、というかそういうのばっかり目に付く、というのはありそうだ。仕方ないねぇ、これは。