この記事は書籍『キャラクターイラスト基本の「き」』を元にしています。
8. 首・肩・胴の構造
- 首・肩・胴は物語の重要な部位に相当する。イラストでもこの部分のみで成立することもある。
- 物語では「主人公の欲求」「アクションとリアクション」「対立・葛藤」と言える。これだけでは完結しないかもしれないが、一応のところ物語の体裁が整う。
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主人公の欲求
主人公の欲求が満たされる(または悲劇では満たされない)道行きを楽しむのが物語だ。主人公には欲求が必要となる。欲求があるから主人公はアクションを起こす。欲求がなく何もなされなければ物語にならない。
特撮ヒーローものなどは巻き込まれ型に属するが、主人公は世界の平和や平穏な日常が欲求の根源だ。その延長として悪の打倒という欲求がある。 -
アクションとリアクション
主人公は欲求を叶えるためにアクションを起こす。すると予想していたのとは異なるリアクションが返ってくる。そのことで欲求に近づいたはずなのにまた遠ざかってしまう。主人公は狙いを定め直して再びアクションを起こす。これを繰り返すことでクライマックスへ向けて緊張感が高まっていく。
もしくは主人公は順調に欲求に近づくかもしれない。前述のように全く思いどおりにいかないばかりでは面白みがないので時には完全な成功を収めることもある。また、ストレスのない作品ではもっぱらこういう傾向になる。 -
対立・葛藤
キャラクターの魅力は対立・葛藤が引き出す。力自慢ならその力を振るうための対立が必要だ。優しさが魅力ならその優しさの大きさを示すために普通なら優しくなれないような窮知が必要だ。
対立・葛藤が強いほど作品の緊張感が高まる。読者は強いストレスを受け、欲求が叶えられたとき強いカタルシスを感じる。ハリウッド映画では対立・葛藤を強くする傾向にあるようだが、あまり強いと疲れてしまう側面もあり、バランスが重要だ。
ストレスのない作品では一応の対立・葛藤の構図が現れても容易に解決することで読者は穏やかでいられる。
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