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カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

思考日記 - 物語から学びを得るのか

物語から人生の学びを得る、という話を聞く。ハリウッド脚本術の本にもしばしば書かれている。確かに僕も得るものがあった。差し当たって父の愛とか、そんなものについて。

だけどそれが人生を良くしているとは限らない。映画で感じた「父の愛」と実際の「父の愛」が同じとは限らないのだ。とはいえ実際に人生のなかで獲得する知識が正しいかどうか分からないのと同じとも言える。であれば物語とは人生の拡張なのかもしれない。そういう意味では物語は人生を豊かにするんじゃないだろうか。

物語の一般論としてはそれでいいと思う。他方で、学びの多い作品もあれば少ない作品もある。このあたりをどう考えるのがいいだろうか。ありきたりな解釈をすると、難しい作品には学びが多く、娯楽性が高いものには学びが少ない、という感覚がある。これが正しいかどうか、僕は回答を持たない。難しい作品を摂取したことがないから、または難しいものは分からないからだ。

しかしヒントはある。物語は人生の拡張だ、というところだ。つまり物語は人生と言える。人生は幸福なほうがいい。他方で、幸福をつかむには苦労の末に学びを得るのが役立つ。結局のところバランスの問題であり、芸術や娯楽を幅広く摂取するのがいいだろう。何事でも片寄り過ぎは具合が悪い。

ただ、人生にはいろいろな時期がある。一つのことにこだわることで得られるものもあるだろう。そう考えると物語の何を摂取するのかは気の向くままでいいのだろう。自分の意思で選んだのなら、それがその人の人生なのだ。そこに正しいも間違いもない。

物語からは学びが得られる。学ぼうとしなくても影響を受ける。そしてどんな作品を選ぶのも自由だ。人生は自由なのだから。