カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

落書き - 2種類の創作者

ぼくの困りごと

小説制作をするのに2種類の人がいる。

  • 成果物を喜ぶ人
  • 制作過程を楽しむ人

前者は制作過程を楽しいとは感じていない。ニュートラルな感情を持っている。人によって楽しい寄りか苦痛寄りかの幅があるにしても。

後者は成果物にこだわらない。いっそ仕上がらなくても満足している。人によって成果物を重視するか否かの幅があるにしても。

両方のバランスが取れているのが好ましいのだろうとは思う。ただ、前者には不幸な人が多いように感じる。楽しくない制作過程を強いられ、成果物が評価されることは少ない。この点において不健全だ。

僕はおよそ後者だ。制作していて満足だ。成果物は出来上がってこないけど。生産性が著しく低いとはいえ、本人が楽しんでいる以上は幸せな状況だ。

それで前者について、端から見ていて心を痛める、というか煩わしい。僕の前に「僕に対処できない困りごと」を何度も開陳するのはやめてほしい。僕は根が善人なので困っている人は助けたいんだよなぁ。

偶然と必然

成果物を喜ぶのみ人については「作業自体が楽しいことを見つけたら?」と思う。でも僕にしたって小説制作に出会ったのは偶然だ。うつ病になってリタイアしたから出会えたと思うし。それを考えれば気軽に言えることじゃない。それに、そもそも作業自体を楽しむという感性がないのかもしれない。分からない。僕の背丈の及ぶところでない。

余談

同じことが仕事にも言える。僕は仕事自体が楽しいタイプなので、仕事するのに苦痛はなかった。でも世の中には「少なくとも今の仕事」が苦痛だという人が大勢いる。楽しめる仕事に移ったほうが人生が豊かになるだろう。とはいえ仕事を楽しむ感性を持ち合わせていないかもしれない。