2023-04-29 影は黒いような感じだ。完全な黒、そう光が全くない黒では全くない。でもなんか黒い感じがする。まぁ言わば光の中に現れた闇の眷属だからだ。影と聞くと晴れの日の屋外で足下に落ちる影を思い出す。幼少のころだ。半ズボンのジーパン?を穿いていて、近所の家の前にいる。三島さんちだ。暑い夏の日だ。40年前の頃だから、今の夏よりはマシだったはずだ。でも濃い影が落ちていた。昼すぎだろうか。退屈な雰囲気の中で僕は何をしていただろう。一人だった。上は黄色いような服を着ていたかもしれない。帽子を被っていたような気がする。キャップだ。影にまつわる記憶として異常のようなものが強く記憶に残っている。他に影というとなんだ、忍者か。赤影ってワケでもないけど、忍者みたいなイメージがあるな。影は影絵。影絵で遊ぶ。なんだか単純な遊びだ。手の輪郭だけが現れて、それがなんだか面白い、という遊びだ。まぁ数学的であるとか物理的であるとかいう味方をすると、そう簡単な現象でもないのだろうけど、実生活の中で現れる本野としては非常に簡単な物事だ。影は机の上でもできている。できているはずだ。机の上を見回すと確かにある。今時を刻んでいるタイマーにも影がある。だけど影というような認識をしていない気がするなぁ。他にもガムのボトルや付箋だとかペンだとか、それぞれ影を落としているけど、いちいち影だと認識しないな。なんというか、影というのものが何をも成さないからだろう。まぁちょっと時が見えにくいくらいの影響しかなくて、まったく注意を払う必要がない。それはまぁ外を歩いているときでも同じで、影のことをいちいち気にしてはいられない。まぁ曲がり角から人が出てこないかどうか確認する意味で影に注目することがあるけど、そんなに滅多にないしな。そうだね、影はシャドウ。foreshadowingは伏線。伏線はおなじみだ。僕には。小説を書いているから。おなじみだけどくせ者だな。しかしまぁ影だな。影というと何がある。影の存在。いやそれが忍者じゃないのか。でも影の存在はいろいろあるよね。暗躍するよね。他には影を売った男みたいな寓話があったね。影がないんだっけ吸血鬼には。面白い発想だね。影がないなんて、おもしろいよ。すごい発想だ。こんな当たり前のものがなくなるなんて。普段注目することなんてない影に光を当てた発想だね。光を当てると消えるけど。そういえば、雲の影ってあるよね。その場にいると単に暗くなってるだけだけど、遠くにある雲の下が暗くなっているのを見るとなんだか自然の雄大さを感じさせられるな。影はね、シャドーコピー?なんだっけ、知らない。影はね、陰とも書くね。僕は山陰育ちの山陰住みだ。月影さやかに。って歌うけど、月影ってなんだろう。あれ? 全く分からない。