Google ドライブを CentOS で使いたいので google-drive-ocamlfuse を利用するのかな、と思ったのですが、はっきり言って面倒臭い。それより手元の NAS が Google ドライブと同期する機能を持っているので、じゃぁそいつをマウントしてしまえ、となったわけですね。では早速やっていきます。
必要な機能のインストールです。
yum install cifs-utils
次にマウント先を作ります。どこでもいいので、今回は下のようにしました。
mkdir /var/google-drive
続いて fstab を編集します。編集というかエントリーの追加ですね。
vi /etc/fstab
編集作業
:wq
下のように最下部に 1 行追加しました。場合によってはパーミッションの設定を credentials の記述部の後にカンマ「 , 」に続けて適宜 mode=764 などとしてください。
また、今回はマウントするのが NAS なので不要なのですが、 Windows のフォルダをマウントする場合は credentials の記述部の後にカンマ「 , 」に続けて codepage=cp932,iocharset=utf8 などとする必要があるかもしれません。
#
# /etc/fstab
# Created by anaconda on Thu Feb 23 12:35:37 2023
#
# Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk'
# See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info
#
/dev/mapper/centos-root / xfs defaults 0 0
UUID=cf73a5b1-3178-493b-b1f6-2d358557e1d8 /boot xfs defaults 0 0
/dev/mapper/centos-home /home xfs defaults 0 0
/dev/mapper/centos-swap swap swap defaults 0 0
//192.168.100.253/google-drive /var/google-drive cifs credentials=/etc/isuca.credentials,defaults 0 0
それでは追加した行で宣言している /etc/isuca.credentials ファイルを作っていきます。
vi /etc/isuca.credentials
編集作業
:wq
下のように記述しました。一応パスワードは伏せておきますね。
username=camellia
password=**********
ここまで来たらできたらマウントすることができます。下のようにすると即時マウントされます。 CentOS の次の起動のときから自動でマウントされるようになっています。
mount -a