カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

FW No.117 - 爪

2023/01/24 爪はひっかく。硬い。伸びる。白い。わりと白い。伸びた部分は黄ばんできて、僕の爪はなんだか汚らしい。爪は噛む。子供とかが噛むのかな。大人になっても噛むことあるのかな。見かけないだけであるのかな。小説とかの描写で見かけるかもしれない。ホントはほとんど存在しない仕草なのかもしれない。猫の爪は伸びるとはがれる。人間の爪もはがれてくれれば切らなくて済むのにと思う。猫の爪はとがっている。犬とか獣とか、鳥もとがっている。いや、獣といっても偶蹄目とかそんな呼び方をされる牛みたいな動物は蹄だ。ひづめ。いろんな進化をしているね。蹄には釘を打ったりするね。削るときに削りすぎないようにしないと血が出るんだか、馬が痛がるんだかって聞くけど、釘を打つよね。どうなってるんだろう。短い釘なんだろうか。しかし蹄鉄をしないと蹄が割れるというのは難儀な動物だな。まぁそれはそれとして。人間の爪を切るときは切った爪が飛んでいく。跳ねて飛んでいく。昔、男の先輩の部屋に数人の男女で押しかけたとき、床に爪が落ちていて、後輩の女の子が汚らわしそうにしていた。爪の表面がでこぼこしている。僕の爪だ。不健康なんだろう。まぁね。健康のバロメーターか。歴史を刻んでいる気もする。元気なときの爪は分厚くて盛り上がっていて、不健康なときは薄くて凹んでいるのかもしれない。爪は切った後ヤスリで整える。爪の粉末が飛散する。あまり気にしないようにしているけど。気にする人は気になるのかな。どこで爪を削るんだろう。風呂場とか? 爪がないと困るんだろうな、と思うけど、そもそも肉の上に載っているだけのものだから、ものを持つときに力を入れても爪が役に立つ気がしない。爪は何をしているんだろう。生爪をはがすと拷問らしいね。ひどい拷問だ。爪の間に針を刺すとかあるんだっけ。まぁ指先を切断されるよりマシなのかもしれないね。かといって爪なんかはがれたら痛くて泣いてしまうだろうな。まぁしかし、痛い話はやめて、爪の素晴らしさについて考えていきたい。爪はプルトップを空けるときとかに重要だ。何かをひっかくとか。そうそう、背中を掻くのに爪がないとかけない。非常に有用であることが証明された。爪で掻いていろんなことができる。たぶん。シールをはがすとか。錠剤のフレームから錠剤を押し出すのにも爪が重要な役割を果たしている。なんて使えるやつなんだろう。でも伸びるのはもうちょっと遅くてもいい。もうちょっと。爪で机を叩いて音を出す。こんこん。だからなんだというわけもない。なんて無意味な行為なんだろう。いや、本人が満足しているならそれでいいか。しかし爪だ。「鹿爪らしい」という言葉ある。硬いということだ。人のイメージとか、そんなのが。