カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

FW No.33 - 作ること

僕は制作者だ。作るのが好きだ。小説を作っている。音楽も作ろうと画策している。工作は手を動かすのが面倒だけど嫌いじゃない。作り出すことのなんと素晴らしいことか。このことについて、しかし残念ながら語ることはできない。ただ好きなだけだからだ。ただ単に好きなんだ。何が好き、どんなところが好き、とは言えない。作っていると楽しい。作っている過程が楽しい。完成品を目指して作ってるのが楽しいのであって、完成品が欲しいのではない。いや、完成品は欲しい。ただ、作るのが楽しいことと完成品を得る喜びとは別の話だ。工夫を凝らして作っているのが楽しい。困難に臨むのが楽しい。いや、困難に臨むのが楽しいのは精神的に元気なときだけだけど。でも困難はやる気を引き出してくれる。攻略してやると思わされる。どうやって攻略してやろうか、楽しくなる。そうだ、でも絵を作る、つまり絵を描くのは避けている。絵が下手なのだ。それにまだ描いていて楽しいと感じたことがない。絵を描く理由がないというのもある。絵の完成品を想像できないというか、単純に描きたいという意欲がない。音楽は作ってみたいという意欲があるけれど、絵にはない。そういう意味ではなんでもかんでも作るのが好きだとは言えないのかもしれない。ああ、でもほらプログラムを作るのは好きだよ。プログラミングも楽しい。作っているのが本当に楽しい。よりクレバーな文で作り上げたいと思って頑張ってしまう。そして文章を書くのは大好きだ。ここに技巧を持ち込んでいないからダメダメなんだけど、書いているのは純粋に楽しい。エキサイティングに近い。以前ハイになっていた時期は本当に書くのがエキサイティングだった。小説制作をしていたんだけど、テンション上がりまくりで書いていた。元々ハイになっているからなんでも楽しいのかもしれないけど、いや、やっぱり書くことだからこそあんなに上がっていたんだと思う。作るのはいい。