カメリアの記事

意味があることやないことを綴ります

可能性

「どんな可能性も否定しない」ことが重要なのだと言います。そう聞くと僕は、小説家になることではなく、一般的な職業に就くことを思い浮かべます。僕にとっては会社勤めすることのほうが縁遠いように感じられるのです。

否定したい気持ち

冒頭の言葉は「本当はやりたいのに自分にはできないと決めつけている」ことに対処するものです。誰しも夢を持っていて、だけど常識的でなかったり困難だったりして、自分にはできないと思ってしまう。そんな弱気を励ます言葉です。否定したい気持ちがキーになります。

困難を経験している

であるなら、僕は一般的な会社に勤務することが困難だと経験しています。人付き合いがストレスになり出社拒否、責任が課せられると重圧に押しつぶされて寝込んでしまう(小説家にもあるでしょうが、それは置いておいて)。自分には無理だといじけている。否定したい気持ちはそこにこそあります。

無理っぽさを気にしない

対して小説家になることについては前向きです。現実は見えているつもりですから困難なことだと理解しています。理解度が足りないことも理解しています。それでも気にせず進む力強さが僕にはあります。「どんな可能性も否定しない」という言葉の力を授かる必要はないのです。

逃れられない現実

とは言え僕は 44 歳のニートです。父は 80 前になっても働いて生活費を稼いでいます。僕は気が向いたときに小説制作している生活でいいんでしょうか。最良のやり方だと答えを出して、だからやっていることです。それに普段は気にしていません。だけど、たまに、ね。

声が聞こえる

すると声が聞こえてくるのです。「どんな可能性も否定しない」という声が僕に就職を迫ってくるのです。就職でないにしても内職のシール貼りとかかもしれません。現実を見て働け、と。自分が働ける可能性を否定するな、と言ってくるのです。