構成論に親しいと三幕構成や起承転結はおなじみの方法論です。他にはヒーローズ・ジャーニー、五幕構成や序破急とか。どれも歴史が裏付ける有用なやり方ですが、意識しすぎないようにしています。
求めるものと違う
僕は権威に弱いので合わせていきたいのが本音です。でも僕の求めるものとちょっと違う。構成論に合わせるととてもアグレッシブな作品になります。強い緊張感が生まれるのです。でも僕の好みはそこにありません。読者としてそんなに緊張したくないのです。疲れるから。
意識しつつもこだわらない
面白い作品にするのに構成論は役立ちますから、意識してプロットを作っています。ただ、適用しているかというと、そうでもありません。序盤は話の前提を説明するとか、順風が逆風に転じるとか、エッセンスを取り入れています。そんなんでいいんじゃないかな、と。
そもそも
三幕構成は2時間映画の話でメディアも時間も違います。起承転結はこじつけで本当に適しているか分かりません。序破急は歌舞伎の踊りを含めた舞台演出です。何がいいのかなんて本当は分からないのです。なので取り入れるのも程々がいいですね。