この記事によるとキーワードを入力すると AI が絵を生成してくれるそうです。実際に使ってみるとあまり思いどおりにならず実用性は低いように感じました。でもこれは研究段階ですから、今後どんどん高性能になるはずです。そもそもこの AI の前のバージョンは非常に単純な落書きから美麗な絵を生成してくれる機能でした。
画力は必要ない
この技術があれば絵を描くのに画力は必要ありません。精神障害で絵を描く能力が欠如していても絵が描ける、少なくとも描きたい絵を手に入れることができます。絵を描くのなんて楽なものですね。
誰でも利用できる
この AI は公開されていますが、まだ企業内で研究開発されている段階です。でも将来的にはスマホでできるようになるでしょう。誰でも使えて、絵描きさんより素人のほうが高度な絵を描けるようになるのです。
危機感
無条件で危険を感じてしまいます。具体的に考えてみましょう。例えば子供の頃からこの機能を使ってしか絵を描いたことのない人が増えたら。絵を描くという文化が廃れるんじゃないでしょうか。高度な絵を描くのはもっぱら AI で、絵の描ける人間は今より珍しくてしかも下手。そんなことで大丈夫なんでしょうか。
大丈夫
でも大丈夫です。歴史が証明しています。現代において粘土板にくさび文字を記述する技術なんて必要ありません。粘土板の文化は失われたのです。現代において自動車を走らせるのにエンジンの機嫌を取る技術は必要ありません。そんな文化は失われたのです。しかし何も問題はありません。そんなもんです。